型枠工事
私たちは平成10年の創業以来、山口県萩市を拠点に主として型枠工事を手掛けている建設業者です。
日本型枠工事業協会の中国支部会員として、主に山口県全域と島根県西部の現場で活動しています。
型枠工事以外にも様々な範囲で建設をサポートしています。ここでは、当社の主軸事業である型枠工事について詳しくご紹介します。
型枠工事以外にも様々な範囲で建設をサポートしています。ここでは、当社の主軸事業である型枠工事について詳しくご紹介します。
型枠工事とは
橋 トンネル 砂防などの土木構造物、学校 庁舎 住宅などの建築物ではコンクリートが多く使用されています。
そのコンクリートを成形し形どるための型枠を作る作業が「型枠工事」です。コンパネなどの合板で組み立てた型枠の中にコンクリートを流し込み、そのコンクリートが固まった後に型枠を取り外せば、形どられたコンクリートが姿をあらわします。
どんな形でもでも どんな大きさでも形どります。
デザインの凝ったモニュメントや、曲面形状の構造物etc単… 思い描いたものすべてを 形にする仕事です。
~ 型枠工事の重要性 ~
建築工事
学校 病院 庁舎 住宅など、さまざまな建築工事に欠かせない型枠工事。
柱や梁、床や基礎など様々な部材に求められる強度に対し、施工不良の無いよう細心の注意を払って 型枠を組み立てていきます。
土木工事
橋や道路、砂防や港湾など、様々な土木工事に欠かせない型枠工事。
災害復旧などの臨時の工事にも素早い対応が求められます。町の生活基盤を守るために日々取り組んでいます。
型枠工事の流れ
拾い出し
最初の作業フローです。
設計図や施工図を基に、様々なコンクリートの形を読み取り型枠の寸法などの形状を決めていきます。この時に、加工図と呼ばれる型枠作成用の図面を作図します。柱や梁 スラブなどの部材の取り合いや、コンクリート打設時の側圧や垂直荷重に耐えうる強度の型枠を検討しながら行います。図面から形を読み取る能力が求められます。必要な資材の集計なども、拾い出し の際に合わせて進めていきます。最近では専用のソフトウェアが色々あり、ずいぶん楽に拾い出しができるようになりました。
材料の加工・搬送
2つ目の作業フローです。
拾い出しで作成された 加工図 をもとに、コンパネや桟木を製材していきます。コンパネと桟木を釘で留め付け、セパレーター用の穴を開けます。ヌスミやアンカーと言われる取付け物も、できるだけ加工の際に仕込んでおきます。柱や梁 壁など、現場に応じた部材ごとに1枚1枚加工します。加工した型枠材には部材ごとにすべて名前が付けられ記入されます。現場の中で型枠が迷子にならないためです。迷子の型枠のお世話は意外と大変なので、手落ちが無いよう加工し 仕分けながら集積します。
墨出し
3つ目の作業フローです。
現場で組み立てる型枠材の位置を示す 墨 を出していきます。施工図を見ながら 基準墨をもとに柱や壁の墨を出していきます。
このお時に、根巻や敷桟と言われる型枠の高さ調整用の作業も行います。雨の日には非常に困難な作業となるため、この作業の日には雨が降らないことを祈っています。
建て込み・締め付け
4つ目の作業フローです。
いよいよ本格的な組立が始まります。墨にあわせ、柱型枠・壁型枠を組み立てます。その後梁型枠 スラブ型枠へと作業が流れて行きます。足場工事 鉄筋工事との連携を取りながら進めていきます。クレーンを使用して資材を捌いたり、梁やスラブを架けたりと、数日間の間にタイムリーな動きが求められる時です。様々な職種との調和が大切な作業工程です。
型枠の垂直 水平などの精度を出し補強が完了したら、次はコンクリート打設です。
コンクリート打設・型枠解体
5つ目の作業フローです。
型枠にコンクリートが流し込まれます。コンクリートの圧力で、型枠に変位 変形が発生していないか点検し、垂直 水平精度も確認します。打設合番と言われる作業です。コンクリート打設日はつらい思い出の多い一日ですが、どんなに腕の良い職人も 失敗を糧に「より強固な型枠」「より無駄のない型枠」を模索し続けていきます。
コンクリートが硬化したら、最後の作業工フロー。型枠を解体します。すべての型枠を取り外すと、形どられたコンクリートが姿を現します。